ジプニー

　今年の春、セブ島を訪れた際に、撮影したものです。十数年前には街中の至る所で見かけましたが、今回の滞在中には、ほとんど目にすることはありませんでした。

　ジプニーとは、フィリピンの乗合バスです。もともとは、戦後のアメリカ軍払い下げジープを改造して、乗合タクシーとして活用されたのが始まりだそうです。 Jeep と乗合タクシーを意味するjitney が合わさって jeepney と呼ばれるようになったとのこと。

　今回、セブ市内の駐車場で発見したとき、思わず「あーっ！」と声を上げてしまいました。駆け寄って運転手らしきおっちゃんに、写真を撮ってもいいかと尋ねると、ウィンクして👍のポーズ（笑）これは62年製の三菱のエンジンで絶好調や、と誇らしげに教えてくれました。車もおっちゃんもかっこいー。

　排ガスの問題や安全性の観点から、最近ではミニバンのようなジプニーに取って代わられつつあるようで、これも時代の流れで仕方のないことですが、この度、また往年のジプニーに出会うことができて、とても嬉しかったです。

　ちなみにこれは、15年ほど前に現地で購入ししたミニカーです。全長２０cmほど。重量感があってしっかりと作られています。こういったところからも、フィリピンの方々のジプニー愛を感じます。

　今度行く頃には、もう見られなくなってるかも知れないので、今回乗っておければなあとちょっと後悔しています。